こんにちは!武内塗装店です。
外壁塗装といえば、「外壁そのものの塗り替え」と思われがちですが、それだけで本当に住まい全体が美しくなるのでしょうか?
実は多くの方が見落としてしまいがちなポイントがあります。それが、「付帯部塗装」です。
雨樋(あまどい)や破風板(はふいた)といった付帯部は、住まいの細部に位置するものの、見た目・耐久性・全体の仕上がりに大きく影響する重要な部分です。
この記事では、「付帯部塗装ってなに?」「そこまで重要なの?」という疑問にお答えしつつ、プロの目線からその重要性や、失敗しないためのポイントを徹底解説していきます。
付帯部とは?どこを塗るの?
まず、「付帯部」という言葉になじみがない方のために、どのような部分を指すのかを説明します。
付帯部の代表例
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雨樋(あまどい):屋根の雨水を集めて地面へ流すためのパーツ
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破風板(はふいた):屋根の端にあり、風や雨の吹き込みを防ぐ役割
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鼻隠し(はなかくし):屋根の軒先を隠す部分、見た目を整える
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軒天(のきてん):屋根の裏側の天井部分
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水切り:基礎部分に取り付けられ、雨水の侵入を防ぐ
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シャッターボックス・玄関まわりの鉄部・換気フード など
これらの部位は外壁ほど目立たないかもしれませんが、色褪せやサビ、剥がれが起きると一気に家の印象が悪くなってしまいます。
また、雨水や紫外線にさらされやすいことから、外壁よりも先に劣化する可能性が高いのです。
なぜ付帯部塗装が重要なのか?
では、なぜ付帯部塗装を疎かにしてはいけないのでしょうか? ここでは3つの視点からその理由を説明します。
1. 美観を左右する
外壁だけが新しくキレイに塗り替えられても、雨樋や破風板が色褪せたままだと、全体としての美しさは損なわれてしまいます。
いわば外壁塗装は、家の「お化粧」です。目立つ顔だけでなく、眉やまつ毛、唇などの細部が整っていてこそ、本当の美しさが完成します。付帯部はその“眉やまつ毛”のような存在なのです。
2. 耐久性の維持
付帯部も建材の一部であり、日々雨風や紫外線にさらされています。とくに破風板や雨樋は木製や塩ビ素材が多く、劣化しやすい箇所でもあります。
塗装によってこれらを保護しなければ、早期に腐食・サビ・割れが発生し、交換工事が必要となってしまうことも。結果として、塗装以上に高額な補修費用が発生するという事態にもなりかねません。
3. 防水性の確保
軒天や破風、雨樋まわりの塗装が劣化してしまうと、隙間から雨水が侵入するリスクが高まります。これは外壁本体よりも深刻なダメージを招くことがあります。
とくに木製の破風板が剥がれてしまうと、雨水がしみ込み、木材の腐食や内部結露の原因にもつながります。見た目以上に“家を守る機能”としても塗装は重要なのです。
よくある付帯部塗装の失敗例
付帯部塗装の重要性を理解せずに工事を任せてしまうと、後悔するケースも少なくありません。以下によくある失敗例を紹介します。
1. 外壁だけ塗って、付帯部が古びたまま
これは非常によくあるケースです。「外壁はピカピカなのに、雨樋や破風が色褪せてボロボロ…」という状態。費用を抑えるつもりが、かえってチグハグな印象になってしまいます。
2. 雑な塗りで数年後に剥がれ
付帯部は細かく、凹凸や曲面が多い箇所です。スプレーや適当なローラーだけで仕上げると、密着性が低くなり、2〜3年で剥がれてしまうこともあります。
3. 外壁と色が合っていない
全体のカラー設計を考えずに付帯部を塗ると、「外壁はベージュなのに雨樋が真っ白」といったちぐはぐな見た目になってしまいます。色合わせはセンスと経験が問われるポイントです。
付帯部の色選びとデザインのコツ
家の印象は“配色”で決まるといっても過言ではありません。付帯部の色選びにも以下のような工夫が必要です。
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統一感を出す:外壁色と同系色にすることでスッキリした印象に
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アクセントをつける:破風板や雨樋を黒・こげ茶など引き締め色にすると重厚感UP
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屋根とのバランスを見る:屋根・外壁・付帯部の三者でトータルの調和を意識
プロの塗装店では、カラーシミュレーションを使って事前に確認できるところもあります。後悔しないためにも、仕上がりを事前にイメージしておくことが大切です。
武内塗装店の付帯部塗装へのこだわり
私たち武内塗装店では、「家は細部が大切」という信念のもと、付帯部塗装にも一切妥協しません。
武内塗装店のポイント
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高耐久塗料を採用:外壁と同じく、付帯部にも2液ウレタンやフッ素塗料を使用し、5〜10年先も美観と機能を維持
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刷毛・ローラーによる丁寧な塗装:スプレーではなく、素材に合わせた手作業で丁寧に仕上げ
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施工中も逐一写真で報告:ビフォーアフターを写真でご報告。ご不在中でも安心です
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「どこまで塗るのか」を明確に:打ち合わせ時に付帯部の範囲・色・仕上げ方法まで丁寧にご説明します
付帯部も「塗る・塗らない」ではなく、「どう塗るか、どう残すか」が仕上がりの満足度を大きく左右するのです。
まとめ|仕上がりの満足度は「付帯部」で決まる
外壁塗装は、家のメンテナンスであり、見た目を美しく保つリフォームでもあります。外壁だけでなく、雨樋・破風板・軒天などの付帯部にこだわることで、仕上がりの質は格段に上がります。
以下のポイントを意識すれば、失敗しない外壁リフォームが実現できます。
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外壁だけでなく、付帯部にも目を向ける
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美観・耐久性・防水性の観点で判断する
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色の選定と仕上げの丁寧さに注目する
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業者選びの基準に「付帯部への対応」を加える
武内塗装店では、見積もり時に付帯部塗装を含むかどうか、使用塗料・色のご提案まで丁寧に説明しております。見えにくい部分こそ、手を抜かず、美しく。そんな塗装をお届けしています。
外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ一度、無料相談・現地調査をご利用ください。